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これからの持続型社会を支えるには、建物のコストや用いる資材・資源を最小限に抑えつつ、安全性や機能性を必要レベルに応じて過不足なく確保するための技術を総合的に開発していくことが強く求められています。

本研究室では、この要請に応えるための基幹課題として、建築構造物が崩壊に至るまでの振る舞いとその特性を明らかにする研究、要求される構造性能を健全かつ合理的に実現するための構造設計法の論理化に関する研究をおこなっています。

特に、骨組構造や大空間を覆う構造物を効率よく設計する方法、膜構造、テンセグリティ構造、展開構造などの設計法や、パッシブ制振デバイスの高性能化を目的として、力学、計算工学と構造最適化手法に基づく斬新かつ独創的な方法論や技法を展開することにより、新しい構造設計法を築き上げていきます。